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滋賀・安土の浄厳院で生まれ育った僧侶・美術作家。執着を抱えたままの救いを美術に求め、何者かになろうとする人の姿を作品に表しています。自身の寺で浄厳院国際芸術祭を運営し、この場所から美術を発信しています。

Q1 自分を動物に例えると?

動物占いでは狼。電子レンジの回転台をぼーっと眺めるのが好きなタイプだそうで、はい、そのとおり。制作でも無心の単純作業と、作品が完成する瞬間が幸せです。

Nobutaka Katsuyama 関連写真1

Q2 作品のオススメポイントは?

背景はキラキラ反射する素材で、近づくとあなたの顔も映り込むはず。モチーフに加え、普通の絵画や彫刻とは異なる不思議な感覚もオススメです。

Nobutaka Katsuyama 関連写真2

Q3 コツコツ派?締切前の奇跡を信じる派?

理想はコツコツですが、浄厳院の僧侶として、毎回つい仏の奇跡にすがってしまいます。

Nobutaka Katsuyama 関連写真3

Q4 人生にとって作品づくりとは?

作品は私にとって幻のような存在です。うまくいかない人生のなかで、独自の美術に、大衆のための仏教とは別の救いや悟りがあるのではと、今も執着しています。

Nobutaka Katsuyama 関連写真4

Q5 今回の作品に満足していますか?

満足はしていません。進歩もありません。でも、それが今の自分のリアルで、それ以上にしようとすると、かえって違うものになる気がします。

Nobutaka Katsuyama 関連写真5

Nobutaka Katsuyama

Japan

Nobutaka Katsuyamaの顔写真

メッセージ

私はこの浄厳院で生まれ育ち、僧侶になりました。けれど、執着を手放すより、自分だけの作品で世に認められたいのです。仏教には叶えられない、執着を抱えたままの救いを、美術に求めています。

誰もが自分を発信し、他者の反応で自らの価値を確かめようとする時代です。自分らしさを求めながら、その価値を他人に委ねてしまいます。私自身、独自の作風も、思い描いた暮らしも築けず、怠惰に流されながら、承認欲求だけは手放せずにいます。

「なりそこない」では、なにものかになろうとする人の姿を、不安定な造形で表しています。それをつくる私もまた、この情けなさごと、誰かに認めてほしいのです。

Depicting impermanence from Nobunaga's temple

Katsuyama Nobutaka, who was born and raised in Jogon-in Temple, a temple associated with Oda Nobunaga in Azuchi, Shiga Prefecture, has taken as his starting point the place where history and personal memory intersect. The temple, which once reflected Nobunaga's glory, now brims with tranquility and loneliness, but continues to carry on the feelings of ordinary people for their ancestors. Katsuyama's work is deeply influenced by the stories of this land.

His work explores universal themes such as people's views on life and death, the impermanence of all things, human nature, and the possibility of salvation, and it unfolds in harmony with the spirituality of the temple.

略歴

1980 滋賀県安土浄厳院生まれ

2003 京都市立芸術大学美術学部美術学科版画専攻卒業(京都)

2008〜2016 個展/Gallery Ami-Kanoko(大阪)

2009 個展「“Golden Memories” 金色の記憶」raven studio& gallery(USA)

2009 グループ展「緑展」スペース御蔵跡(大阪)

2010 個展「A sense of Evanescence」IMALY FINE ART(USA)

2010 個展「Azuchi Momoyama」ハイアットリージェンシー(大阪)

2010 グループ展「Exchanges:Ithaca Osaka」The InkShop PrintMaking Center(USA)

2012〜2014 WORK 21c ART FESTIVAL(韓国)

2014 個展/校洞美術館(韓国)

2021〜2026 グループ展「ハンビラキ」(大阪)

パブリックコレクション/京都市立芸術大学(京都)

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