勝山信隆は、滋賀・安土の浄厳院で生まれ育った僧侶・美術作家である。何者かになろうとする人の姿を不安定な造形で表し、承認への欲求や、執着を抱えたままの救いを探る。国内外で作品を発表するほか、浄厳院国際芸術祭の運営にも携わっている。
勝山 信隆
Nobutaka Katsuyama
日本

⬤ 2026年の出品作品
なりそこない(ミクストメディア/縦1m×横1m)
⬤ メッセージ
私はこの浄厳院で生まれ育ち、僧侶になりました。けれど、執着を手放すより、自分だけの作品で世に認められたいのです。仏教には叶えられない、執着を抱えたままの救いを、美術に求めています。
誰もが自分を発信し、他者の反応で自らの価値を確かめようとする時代です。自分らしさを求めながら、その価値を他人に委ねてしまいます。私自身、独自の作風も、思い描いた暮らしも築けず、怠惰に流されながら、承認欲求だけは手放せずにいます。
「なりそこない」では、なにものかになろうとする人の姿を、不安定な造形で表しています。それをつくる私もまた、この情けなさごと、誰かに認めてほしいのです。
⬤ 略歴
1980 滋賀県安土浄厳院生まれ
2003 京都市立芸術大学美術学部美術学科版画専攻卒業(京都)
2008〜2016 個展/Gallery Ami-Kanoko(大阪)
2009 個展「“Golden Memories” 金色の記憶」raven studio& gallery(USA)
2009 グループ展「緑展」スペース御蔵跡(大阪)
2010 個展「A sense of Evanescence」IMALY FINE ART(USA)
2010 個展「Azuchi Momoyama」ハイアットリージェンシー(大阪)
2010 グループ展「Exchanges:Ithaca Osaka」The InkShop PrintMaking Center(USA)
2012〜2014 WORK 21c ART FESTIVAL(韓国)
2014 個展/校洞美術館(韓国)
2021〜2026 グループ展「ハンビラキ」(大阪)
パブリックコレクション/京都市立芸術大学(京都)